今回は GIOS のミニベロフレームの塗装をご依頼いただきました。
フレームビルダーの方からのご依頼で、ボトルケージ台座を除去するカスタムを行ったので、塗装が剥離された状態からスズキのカラー「チアフルピンクメタリック」で塗装して欲しいとの事でした。
目次
作業工程
下地塗装
お預かりした状態で塗装の剥離がされており、とくに錆び等も見当たらなかったので、洗浄脱脂を行ってからマスキングをして下地塗装を行います。
下地塗装はプライマーとサーフェイサーを塗装します。
サーフェイサーのカラーは、チアフルピンクメタリックを塗装する際の指定カラーに調色したサーフェイサーを使用します。
ボトルケージ台座を取り除いた部分はロウで埋めてあるのですが、それなりの凹凸があったので、パテを盛って平滑になる様に成形します。
パテ処理を行った部分にはサーフェイサーを再度塗装して下地塗装の完了です。
カラー塗装~完成
フレーム全体に800番の研磨布で足付け作業を行い、同時に細かな凹凸なども平滑になる様に処理しておきます。
足付けできたら脱脂を行ってからメインカラーを塗装していきます。
チアフルピンクメタリックは、60%以上メタリック原色が含まれたメタリックカラーなので、ムラやスケが起きないように注意しながら塗装します。
メインカラー塗装後、少し時間を空けてからトップクリヤーを塗装して塗装完了です。
強制乾燥させて塗装を硬化させ、数日かけて塗装が締まるをまってからポリッシャーで磨いて完成です。