今回は SPECIALIZED のロードバイクフレーム ROUBAIX の補修塗装をさせていただきました。
ご依頼内容はトップチューブのクリヤー剥がれの補修です。
トップチューブに貼ったプロテクトシールを剥がしたところ、クリヤーまで一緒に剥がれてしまったとの事でした。
クリヤーが剥がれてしまった範囲は、トップチューブの上面~側面のヘッドチューブ付近から半分くらいまでで、かなり範囲が広いです。
目次
塗装工程
マスキング~下処理
今回はパーツが全て付属した状態でお預かりしたので、まずはトップチューブ以外を汚れないようにマスキングします。
続いて補修する部分の確認です。
剥がれてしまったトップクリヤーですが、下の層との密着が非常に弱くなっており、エアブローするだけでペリペリと剥がれて吹き飛んでしまう状態でした。
このまま塗装するのは不味いので、ある程度しっかりと密着している部分までクリヤーを剥がします。
剥がし終わったら足付け作業をして、残ったクリヤーの際に下処理を行います。
塗装
今回の補修塗装はクリヤー塗料のみでおこなうので、少し濃いめのクリヤーを剥がれてしまった部分を埋めるように厚めに塗装します。
塗装したクリヤーは完全に硬化して締まるまで待ちます。
塗装が硬化するとクリヤーが剥がれた部分と残った部分との境目が段差となって浮き出てくるので、その部分を平滑に処理して磨けば補修塗装完了です。