今回は Bellatte のクロモリフレームを塗装させて頂きました。
神戸の須磨にあるサイクルショップ「Bellatte」のオリジナルフレームになります。
目次
作業工程
マスキング~下地塗装
まずは全体を脱脂洗浄してマスキングを行っていきます。
お預かりした時点の写真を撮影し忘れていたので、写真はマスキング後の物からになります。
今回のフレームはフルメッキの物になります。
フォーク、シートステー、チェーンステーのカットはアレックス・サンジェ風とのご依頼でした。
アレックス・サンジェにも幾つかの種類があるようですが、今回はこちらの形状のカットでご依頼いただきました。
マスキング後は塗装する部分に足付け作業を行います。
メッキは固く滑るので足付けし難いですが、マスキングの際等は特に念入りに足付けしておきます。
足付け後は脱脂をしてから下地塗装のプライマーとサーフェイサーを塗装します。
塗装したサーフェイサーが硬化したら痩せや巣穴を探します。
メッキ状態では判別できなかった凹みも、サーフェイサーを塗装する事で見えてきます。
僅かな痩せや凹みはサンディングするだけで消えますが、少し深い凹みや巣穴等はパテを使用して埋めます。
カラー塗装~完成
下地が完成したらカラーの塗装に入ります。
今回のカラーはライトブルーメタリックになります。
メタリックを塗装した後は薄めにクリヤーを塗装してしっかりと硬化させます。
クリヤーが硬化したら全体に足付けと塗装肌を均します。
足付けが出来たら脱脂をして、カッティングステッカーを貼付します。
最後にトップコートクリヤーを塗装します。
塗装が硬化したら数種類の研磨布とコンパウンドを使用して磨き上げ、塗装完了になります。