CARRERA カーボンフレーム ペイントリペア2

CARRERAのフォークをペイントリペアした記事CARRERA ペイントリペア1の続きになります。

フォークのペイントリペアが完了したので、続いてダウンチューブの傷をリペアします。

ダウンチューブの傷はCARRERAのロゴの「C」の文字を斜めに横切るように傷ついています。

こちらの傷はお預かりする時に追加でペイントリペアのご依頼して頂きました。

薄い傷の様なので、お客様ご自身でポリッシングでリペアしようとしたそうなのですが、消しきれなかったのでお願いしたいとの事でした。

目次

作業工程

研磨

まずはポリッシングで消えそうに見える傷なので、研磨布を使用して研磨してみます。

お客様がどの程度研磨しているのか分からないので慎重に研磨していきますが、一向に傷が消える気配はありませんでした。

かなりギリギリまで研磨しても変化が無いので、色々とテストをしてみた結果、こちらの傷は塗装のクラックでした。
傷の正体が判明したので、お客様に了承を得てポリッシングでのリペアから塗装でのリペアに変更です。

こちらの塗装クラックをリペアするに辺り、3つの補修方法をコチラから提案させていただき、その中からお客様に選んでいただいた方法で補修をさせていただきました。

ロゴ文字塗装

まずは洗浄を行ってから塗装する範囲に足付け作業をしておきます。

大まかなマスキングはフォーク塗装時にしてあるので、少し修正して追加のマスキングもしておきます。

クラックの全てがクリヤーのみでリペア出来れば良いのですが、「C」の部分のクラックは若干黒く色が付いてしまっていたので、調色したホワイトで塗装して修正します。

元のホワイトからして若干下地が透けていたので、リペアする際もできる限り薄く塗装するようにします。

ついでに文字の塗分け際でギザついている部分も修正しておきます。

クリヤー塗装

文字の部分がリペアできたら周りのクリヤー層をリペアします。

今回はクリヤーをクラックに流し込んでから周りをクリヤーのボカシ塗装するという方法でリペアしました。

クラックを完全にリペアする場合、クラック部分を削って取り除いた方が良いのですが、今回はこの方法でリペアします。

クリヤーが硬化したらポリッシングしてペイントリペア完了です。

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