Bellatte クロモリフレーム ネイビー/ホワイト 塗装

初めまして、Second Beansの大石です。

今回はオート・ビーンズ時代からお世話になっている神戸市須磨区のハンドメイドフレームメーカーBellatte様のクロモリフレームを塗装させていただきました。

元は通常のロードフレームだったそうですが、再加工してアイレットを増設したフレームになっています。

塗装メニュー

こちらのフレームのご注文はメインカラーがネイビー、サブカラーに少し濁ったホワイト。

サブカラーのホワイトに塗分ける部分は、ヘッドチューブ(ラグの段差で区切る)と、
シートチューブの胴抜きです。

メッキ出しにする部分はフォークのクラウン部分と、左右のチェーンステー、シートステー左右のシートチューブへの溶接部付近の斜めにカットされている面もメッキ出しにします。

カッティングシートは、ダウンチューブ左右のロゴとシートチューブの胴抜き部分上下にラインを張り付けます。

目次

作業工程

洗浄&マスキング

まずはお預かりしたフレームを洗浄します。
ここから作業終了まで素手では触らないように常にゴム手袋をつけて作業を行います。

洗浄後は水分を飛ばすために一度強制乾燥をさせてから脱脂を行います。

脱脂後はメッキ出しする部分と、塗料が付着して欲しくない部分をマスキングします。

下地塗装

マスキングが完了したら塗装する部分にスコッチブライトで足付けをします。

足付け後は再度、洗浄と脱脂を行ってからタッククロスとブロワーでホコリを除去して、プライマーとサーフェイサーを塗装します。

サーフェイサー塗装後に強制乾燥させてからホコリやブツ取り、溶接部の素穴などをパテで埋めて処理します。
パテ処理を行った部分には再度サーフェイサーを塗装して強制乾燥させます。

サーフェイサーが硬化したら全体にアシレックスで足付けをします。

カラー塗装

足付けで出た研ぎ粉を除去してからヘッドチューブとシートチューブの胴抜きにする部分へホワイトを塗装します。

塗装後は強制乾燥させてから1~2日ほど次の工程まで時間を空けます。

ここで急いでホワイト部分にマスキングテープを張ってしまうと、テープを剥がしたときにテープ跡が残ってしまったりするので、しっかりと次の作業まで時間を空けます。

ホワイトの塗装が硬化したらミストやマスキングで出来た段差を除去しつつ、塗装した部分をアシレックスで足付けしておきます。

メインカラーを塗装する前に、ここで全てのマスキングを張りなおします。

マスキングを張りなおしたらホワイトを残しておく部分にもマスキングします。

今回塗装するメインカラーのネイビーは、比較的に澄んだカラーなので、目的の色味まで塗り重ねていきます。


4~5回塗装すると目的のカラーになったので強制乾燥させます。
塗料が硬化したらホワイト部分のマスキングを剥がしてから全体にクリヤーを薄めに塗装します。

クリヤーを塗装後は再度強制乾燥させてカラーの塗装は完了です。

カッティングシート

クリヤーが硬化したら全体にアシレックスで足付けをして、研ぎ粉を拭き取っておきます。

足付け後に指定の場所へゴールドのカッティングシートで作成したロゴとラインを張り付けます。
今回のカッティングシートは弊社でカットした物ではなく、Bellatte様がご用意して下さった物となります。

カッティングシートを張り付けたら脱脂とホコリを除去してトップクリヤーを塗装します。
クリヤーを強制乾燥させたら塗装は完了です。

ポリッシング

トップクリヤーが硬化したら磨き(ポリッシング)作業を行います。

1500番~の耐水ペーパーやバフレックスで研磨した後に2~3種類のコンパウンドを使用して磨き上げます。

最後に全てのマスキングを取り除いて完成です。

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